【剣盾ダブル/竜王戦ダブル】追い風強奪 コートチェンジエースバーン+ブラックキュレム
使っていた一発芸。しっくり来る構築は完成しませんでしたが、せっかくなのですごく簡単に。
世にのさばる悪戯心追い風。これに対して、①コートチェンジで相手の追い風を奪いつつ、②ダイアイスで襷を貫通して指導役を倒し再展開を防ぐことで、自分だけ追い風に乗ろうというもの。
コートチェンジ役は当然エースバーン。強力なダイアイス使いでありカイオーガの前で強気に動けるポケモンとしてキュレムがいいと考え、せっかくならコーチングとも組み合わせようと欲張ってブラックキュレムを採用。
よくある流れ
VS
①追い風
②潮吹き。エースバーン襷で耐える。キュレムはかなり余裕あり
③コートチェンジ。相手の追い風がこちらに移る
④トルネロスにダイアイス。トルネロスが襷でも霰ダメージで確定処理、自分の場にだけ追い風が残る(ついでに襷で耐えていたエースバーンも落ちる)
⑤追い風が切れる頃には対戦が終わる。勝ったり負けたり
陽気AS襷
火炎ボール/不意打ち/コーチング/コートチェンジ
潮吹きを耐えるために襷。不意打ちの火力が欲しいので特性はリベロ
陽気ASチョッキ
ドラゴンクロー/つららばり/クロスサンダー/ダブルウイング
珠ダメがネックになることが多かった、カイオーガ以外の追い風エースにも余裕をもてるようにしたかった、コーチングと相性がいい、などの理由から突撃チョッキ。
非追い風下で霊獣ランドロスの上を取れていると何かと便利だったので陽気。非ダイマ時の火力は信用ならない
この2体をベースに、ビルド負けん気ボルトロス、噴火エンテイ、遠吠えライコウ、嫌な音レジエレキなどを構築ごとに組み合わせていた
所感
・追い風相手には、ほぼほぼ想定通りの動きができた
→が、制圧しきれないことも珍しくなかった
→チョッキの利点は多いが、やはり火力アップアイテムのほうがいい? 追い風を奪う展開ではエースバーンがコーチングをする前に落ちることがほとんど
→構築に負けん気がいないとガエンランドに火力を削られまくる
→キュレムがダイスチルとダイドラグーンを打たれやすく、結果的に火力が出にくい
→追い風強奪に限らず、ブラックキュレムの対鋼は課題
・追い風強奪しかS操作がないと、追い風を使わず上を取ってくる相手に困りがち
→この点でレジエレキは優秀。非追い風にはレジエレキ、レジエレキの上を取ってくる追い風にはコートチェンジ
臆病CS磁石
10万ボルト/エレキネット/嫌な音/守る
嫌な音はブラックキュレムの火力補助に加え、嫌な音+キョダイカキュウでダイマボルトロスを倒したりもできる。エレキネット+火炎ボールの可能性から隣のザシアンは動けない
→天候倍速特性にはダイアイスによる天候書き換えが有効
→ブラックキュレムが白バドレックスやツンデツンデ、コータスなどに強くないためトリル対策が必須
・追い風強奪とは別に、コーチングがはまったときの制圧力も魅力
→とは言え、上述の通り火力を削がれやすいため、本当にコーチング適性があるかは諸説
→コーチングしないならホワイトキュレムも当然選択肢。エルフーン+ホワイトキュレムの形を取りつつ、追い風ミラーにはコートチェンジで対応とか?
・コートチェンジは壁やゴクエン、ベンタツなども交換できる
→両壁を貼り終えて緩慢な動きでソウルクラッシュをしようとするオーロンゲを、壁を奪いながらよく倒していた
→ゴクエンを相手に送り付けると単純に気持ちがいい
・追い風役を倒せるならダイロックやキョダイゴクエンなどでもよい
→相手追い風、コートチェンジ、相手の場にゴクエン設置の順番になるため安心
ひとまず以上です。もう少し煮詰めるかもしれませんし、これっきりかもしれません。何かの参考になれば。
【剣盾ダブル/S11最終77位R1861】ガルサマヨビートダウン
【11/1追記】
この記事は10月21日に公開しました。この記事を公開以降潜らず、シーズン11最終77位でした。これに合わせて、記事タイトルを変更しました。
【追記ここまで】
穴場と申します。
まだシーズン11の途中ですが、冠の雪原リリース前に今季使っていた構築を公開することにしました。特性パッチや教え技(あるか分からないけどもしかしたら)の影響で、同シーズン内で環境が変わる可能性があるのではないかと考えたためです。
20日夜の時点で36位、レート1861を達成しました。上位禁止のシリーズ6も残りわずかですが、何かの参考になれば幸いです。
画像は20日23時頃時点のもの。
構築経緯
特性肝っ玉で通りの良い高威力ノーマル技を使える猫騙し役のと、ダイホロウで火力を補強しながら殴っていけるトリル役のの並びでトリルを起動することで、猫騙し+トリルの課題である展開の遅さを克服できるのではないかと発想。
前季苦しめられたアシレーヌに強いトリルアタッカーとして、どちらもトリル下で動けながら非トリル下で逆に上を取っていく動きも可能なを採用。
最後の1体はもともと2枚目のトリル役としてブリムオンを採用していたが、リザードンにめちゃくちゃにされることが多かったため、隣のヤミラミに邪魔されずにリザードンを倒せるダイロックに変更した。同時に、最初はとっておき型だったガルーラを火炎玉空元気型に変更して構築が完成。
個別紹介
採用順に紹介していきます。
ガルーラ@かえんだま
からげんき/なげつける/てだすけ/ねこだまし
性格:ゆうかん
特性:きもったま
努力値:H212、A252、B20、D20
実数値:207-161-103-*-103-85(Sダメかも)
肝っ玉により、威嚇耐性を持ちながら威力140の一致ノーマル技(とっておきor火傷空元気)を押し付けていける猫騙し役。による火力補強も相まって、かなり強引に削っていける。
最初は猫とっておき@シルクのスカーフで使っていたが、初手猫騙しで固定されるのが思った以上に不便に感じて火炎玉空元気型に変更した。初手から柔軟に動けるようになったことに加えて、猫トリル後にに胞子で足止めされない点、威嚇無効+鬼火耐性でに強い点、投げつけるで相手を火傷させられる点などが優秀。
と初手対面したは守るや手助けでアドを稼ごうとしてくる=この指をしてこないと経験的に学んだため、が保護しない隣のポケモンを高火力で殴るための手助けをラスト1枠に採用。の目の前で手助けダイドラグーンを撃つスリルはなかなかのものだった。
ポルターガイスト/かわらわり/かげうち/トリックルーム
性格:ゆうかん
特性:おみとおし
努力値:H252、A252、D4
実数値:147-134-150-*-151-27(Sダメかも)
噂には聞いたことがあったダイマアタッカー型だが、使い勝手は良好だった。輝石×ダイマの高耐久で居座りながら火力を補強していくことができ、何より相手の想定していないところから火力を出せるのが強力。もちろんトリル下で暴れられるのが理想だが、非トリル下でも粛々と相手を処理しており、なかなかポテンシャルを感じた。
サブウェポンの候補はかなり多いが、ノーマルタイプ相手にもダイナックルで火力補強ができ、の弱点保険も発動させられる瓦割りを選択。壁展開の妨害にも役立ったが、使うタイミングを誤ると貼り直しによる壁ターンの延長を許すため注意が必要だった。影撃ちは、火力補強後のスイープやトリル下での疾風の翼を剥ぐのに使った。
ナットレイ@フィラのみ
パワーウィップ/ジャイロボール/はたきおとす/まもる
性格:ゆうかん
特性:てつのとげ
努力値:H252、A252、B4
実数値:181-160-152-*-136-22(Sダメかも)
の次に多くダイマを切る対象。その際は、ダイスチルやダイアークでを補助することを意識した。
他構築からの流用でそのままフィラの実を持っているが、パワーウィップ外しがかなり気になったため広角レンズも選択肢だったかも。
トリル下でダイホロウ後に追撃するためにSを+1にしようかとも悩んだが、厳選が面倒くさくて最遅のまま使っていた。軽率に叩き落とすを使うとポルターガイストが撃てなくなるのでそこだけ要注意。
ハイパーボイス/ムーンフォース/ハイドロカノン/アクアジェット
性格:ひかえめ
特性:うるおいボイス
努力値:H156、B100、C252
実数値:175-83-107-195-136-80
トリルアタッカー兼起動役。最初は喉スプレーを持たせていたが、主に水タイプとの打ち合いで特殊耐久が欲しいと感じることが多かったため突撃チョッキに変更した。
無振りのS80は何も生み出さないので少し振るなり逆に最遅にするなりしたほうが良いのだが、横着してそのまま使っていた。
セキタンザン@じゃくてんほけん
フレアドライブ/いわなだれ/10まんばりき/まもる
性格:いじっぱり
特性:じょうききかん
努力値:A252、S252、B4
実数値:185-145-141-*-110-82
トリルアタッカーとして選出しながら、トリル起動に失敗した場合には超高速アタッカーとして切り返していくことが可能な唯一無二の存在。を一撃で落としてくるサンパワーなどに強く、想定通りの動きが実際によく決まった。
サザンドラ@たつじんのおび
げきりん/かみくだく/もろはのずつき/てだすけ
性格:ようき
特性:ふゆう
努力値:A252、S252、H4
実数値:168-157-110-*-110-165
に対しては基本的にが有利なのだが、隣にがいると脱出トリックなり先送りなりで気持ち良く処理させてくれないため、悪戯心を無効化しながらをワンパンできるポケモンとして採用。相手視点では強気に動けるも高速処理が可能で、一見変な型だが悪くない補完枠となっていた。
ダイウォール用の補助技は守るや挑発、竜の舞なども候補。
選出
・基本選出
+or
初手猫トリルからガンガン押していく。ダイマが基本だが、以外の全員にダイマの選択肢がある。
トリルターン中に仕留めきれない場合でも、ダイホロウorダイナックルで影撃ちを強化したり、ダイスチルや火炎玉投げつけるで守りを固めたりしておけば割となんとかなることが多い。
お見通し、ポルターガイスト、叩き落とすで持ち物情報アドを取れるところもポイント。
・やを早々に処理できそうなとき
+何か
猫騙しや手助けでサポートして相手のダイマポケモンを倒し、そのままアドバンテージを守り抜く。非トリルで動くとき、がより素早いのが地味に嬉しい。
後続はか、でトリル展開。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
初見殺し要素が強いのは事実ですが、単なる地雷として切り捨てられないパワーをガルサマヨには感じました。上位禁止で全体的な数値が低めだったからこそ成立していた可能性も否めませんが、気が向いたら冠環境でも試してみたいです。
私自身、冠環境に関心がかなり移っておりこの後どれだけ潜るか分かりませんが、これからラストスパートをかけるみなさんの健闘を祈っています。
それでは。
【剣盾バトルレジェンド/249位R1700】ウニゼクキッス簡易報告
穴場と申します。
伝説・幻を1体採用できるダブルバトルの公式大会「バトルレジェンド」に参加しました。最上位には程遠いですが、かなり楽しいルールだったので記念に記事を残そうと思いました。よければ読んでいってください。
結果:25戦目で1700に到達し、そのまま撤退。
構築経緯
カジュアルや仲間大会でいろいろな伝説ポケモンを使っていく中で、との「ウニゼク」がかなり楽しく感じたので軸に決定。ゼクロムと縦・横の相性がいいもすぐに採用。
ザシアンを威嚇や猫騙しで妨害しつつ自身もアタッカーになれる弱点保険と、そのサポートのを採用してアローラ伝説勢に対抗できるようにした。
最後に、ウニゼクの障壁となりやすい地面タイプに対して耐性と打点を持ちつつこちらもザシアンの妨害ができるを採用した。
個別紹介
ゼクロム@ハバンのみ
らいげき/ドラゴンクロー/ボディプレス/りゅうのまい
性格:ようき
特性:テラボルテージ
努力値:A252、S252、D4
実数値:175-202-140-*-121-156
竜の舞やエレキフィールドで火力を補強して雷撃やダイサンダーを撃っていくのが楽しかったために本戦でも採用された、イッシュの黒き英雄。かっこいい。
きょじゅうざんに耐性がありじゃれつくを切っているザシアンも多かったこと、隣にトゲキッスを置くことで雨や晴れの天候エースから弱点技を撃たれにくく水・炎耐性が活きやすかったことなど、刺さりも悪くなかったように感じた。
一番ダイマしていたが、雷撃の性能が素晴らしいので非ダイマないしダイマが切れたあとでも十分に活躍した。
トゲキッスがいないときでもドラゴン相手に 強気に動けるようにハバンの実。準速では+1でもザシアンを抜けない(!)ため最速。
バチンウニ@じしゃく
ライジングボルト/だくりゅう/なみのり/まもる
性格:れいせい
特性:エレキメイカー
努力値:H252、C252、D4
実数値:155-*-115-157-106-18(Sダメかも)
ゼクロムの相棒に任命されたウニ。かわいい。
エレキフィールドによるゼクロムの火力補強に加えて、催眠耐性や異常なSの低さによるバナコータスやトリルへの耐性、自身のトリルアタッカー性能などが評価点。一方で、非トリル下では何もできずに一撃で落とされていくことも多かった。
ふいうちも欲しいと感じたが、ガオガエンの弱点保険起動の方法を増やすために波乗りを採用。
トゲキッス@リリバのみ
エアスラッシュ/マジカルシャイン/このゆびとまれ/まもる
性格:ずぶとい
特性:きょううん
努力値:H252、B252、C4
実数値:192-*-161-141-135-100
ゼクロムの弱点であるドラゴン技・地面技をこの指で吸って無効化できるため、隣でゼクロムが自由に動ける。
ザシアンの前で強気に動きたかったのでリリバの実。特に何も考えずに防御特化にしたが、1度だけダイジェットで切り返していく動きをしたのでSに振っても良かった。
フレアドライブ/うっぷんばらし/じだんだ/ねこだまし
性格:わんぱく
特性:いかく
努力値:H244、A252、D12
実数値:201-167-121-*-112-65(Sダメかも)
勇敢のつもりが腕白だった。トリル下で同族に抜かれることはなく、ザシアンのインファイトをミリ耐えすることもあったのでセーフ。
仲間大会で当たった強者が使っているのを見て、分かる範囲でパクった型。嫉妬の炎とバークアウト採用のサポート型から変更したことで、アローラ伝説勢にかなり勝ちやすくなった。
めちゃくちゃ強いのでオススメです。
性格:のんき
特性:おみとおし
努力値:H252、B156、D100
実数値:147-90-187-*-163-27(Sダメかも)
トリル起動と弱点保険発動と言えばこのポケモン。痛み分けが別の技でいい感じはあったが、無難に活躍した。
ギャラドス@ラムのみ
たきのぼり/とびはねる/パワーウィップ/まもる
性格:いじっぱり
特性:いかく
努力値:H100、A252、S156
実数値:183-194-99-*-120-121
ウニゼクの障壁となる地面タイプ、特にガマゲロゲやトリトドンを処理するために採用。ガマゲロゲはしっかり処理してくれたが、トリトドンにはダイロックで破壊されてしまった。
調整は適当で何も考えていないが、Sにあまり振っていないレシラムを抜いたりしていた。
選出
・基本選出
+
竜の舞ゼクロムをこの指やエレキフィールド、威嚇に猫騙しでサポートしていく。ゼクロムで2〜3体倒せれば勝ち。
・トリル選出
+
弱点保険ガオガエンで暴れ散らかす。せっかくの大会ということでトリルだろうと毎試合ゼクロムを選出していたが、トリルラストターンに竜の舞を積んでいく展開が普通に強力だった。
おわりに
初日に2戦しか潜れなかったこともあり対戦数が少しもの足りませんが、準備期間の仲間大会も含めてかなり楽しめました!
伝説・幻祭りが終わって、いよいよ冠の準伝軍団がやって来るので戦々恐々としています。生き残れるように頑張りたいと思います。
最後にゼクロムの画像をいくつか貼っておしまいです。読んでいただきありがとうございました。
熱いレシゼク対面。ひでり状態なのが良い
痺れるレシゼク対面。分かりづらいけどエレキフィールドなのがポイント
本戦ではゼクロムにマッチングしなかった
【剣盾ダブル/S10最終370位】主に使った構築の備忘録的まとめ
穴場と申します。
上位禁止環境のシーズン10は、最終370位という結果に終わりました。最終日深夜の時点でのレートは1921で、そのまま放置していれば最終2桁に入れたようなのですが、ボーダー予測を誤ってさらに潜り、結局撃沈してしまいました。悲しい。
とはいえ、構築の完成度からすると妥当な結果だったと思っています。今季はいろいろな構築に手を出し、それでいて、どれも煮詰めきれていませんでした。
今回は、使用した構築の中から主要なものだけ、備忘録的に書いていこうと思います。何かの参考になれば幸いです。
①セキタンザン滅びと叩きの3種盛り テラキオンVer.
シーズン最序盤に使った構築の1つ。シーズン9で使ったセキタンザン滅びに、叩きギミックを雑に組み込んだ。実際には、叩きはほとんどお飾りだった。
ギミックとは別に、ゴチルゼルウーラオスの並びが交換も守るも封じて、猫騙しでこの指のケアもできるため可能性を感じた。
セキタンザン(巨大)@じゃくてんほけん
ねっぷう/メテオビーム/だいちのちから/まもる
性格:おくびょう
特性:じょうききかん
努力値:C252、S252、D4
実数値:185-*-140-132-111-90
アシレーヌ@マゴのみ
ムーンフォース/アクアジェット/ほろびのうた/まもる
性格:ずぶとい
特性:げきりゅう
努力値:H252、B236、S20
実数値:187-84-136-146-136-83
ゴチルゼル@オボンのみ
サイコキネシス/ねこだまし/サイドチェンジ/まもる
性格:おだやか
特性:かげふみ
努力値:H252、D252、S4
実数値:177-59-115-115-178-86
テラキオン@しろいハーブ
いわなだれ/インファイト/ちょうはつ/まもる
性格:ようき
特性:せいぎのこころ
努力値:A252、S252、H4
実数値:167-181-110-*-110-176
モロバレル@ウイのみ
ギガドレイン/キノコのほうし/いかりのこな/まもる
性格:なまいき
特性:さいせいりょく
努力値:配布ハングルの努力値そのまま
実数値:219-*-105-105-132-31(Sダメかも)
あんこくきょうだ/インファイト/ふくろだたき/とんぼがえり
性格:ようき
特性:ふかしのこぶし
努力値:A252、S252、B4
実数値:175-82-121-*-80-163
②ダイアイス採用トノグドラ
あるく@ARCAIDさん(@arcaid1129)が公開したダイアイス採用トノグドラにインスパイアされて作った構築。
雨エース+とんボルチェンの並びから展開していく。コジョンドの叩き落とす+キングドラのダイストリームorダイドラグーン、サンダースのダイホロウ+カジリガメのアクアブレイクでサマヨールを落とせるので、ほんのりトリル耐性がある。相手の猫騙しが気にならないなら、コジョンドの枠は一撃ウーラオス推奨。
ニョロトノ@ウイのみ
だくりゅう/ほろびのうた/てだすけ/まもる
性格:おだやか
特性:あめふらし
努力値:H252、B252、D4
実数値:197-*-127-110-133-90
キングドラ@いのちのたま
ハイドロポンプ/りゅうせいぐん/れいとうビーム/まもる
性格:ひかえめ
特性:すいすい
努力値:H228、C252、S28
実数値:179-*-115-161-115-109
カジリガメ(巨大)@こだわりハチマキ
アクアブレイク/もろはのずつき/いわなだれ/ばかぢから
性格:ようき
特性:すいすい
努力値:A252、S252、H4
実数値:166-167-110-*-88-138
サンダース@たつじんのおび
かみなり/シャドーボール/ボルトチェンジ/まもる
性格:おくびょう
特性:ちくでん
努力値:C252、S252、H4
実数値:141-*-80-162-115-200
インファイト/どくづき/はたきおとす/とんぼがえり
性格:いじっぱり
特性:せいしんりょく
努力値:A252、S252、H4
実数値:141-194-80-*-80-157
ナットレイ@フィラのみ
パワーウィップ/ジャイロボール/はたきおとす/まもる
性格:ゆうかん
特性:てつのとげ
努力値:H252、A252、B4
実数値:181-160-152-*-136-22
③ファイアロービートダウン
猫騙しをされやすいファイアローでダイマックスをして制圧していこうという構築。フェイントで相手のファイアローの疾風の翼を無効化でき、ファイアローの隣で地震も打てるフライゴンを採用し、取り巻きもS上昇の恩恵を受けやすいポケモンを採用した。
シーズン中盤はそれなりに安定して勝てていたが、最終日にはいろいろとボロが出ていた。アシレーヌがとても重い。
フレボ理想フライゴンをくれたお雑煮さん、ありがとうございました!
フライゴン@いのちのたま
じしん/ドラゴンクロー/フェイント/まもる
性格:いじっぱり
特性:ふゆう
努力値:A252、S252、D4
実数値:155-167-100-*-101-152
あんこくきょうだ/インファイト/ふいうち/まもる
性格:ようき
特性:ふかしのこぶし
努力値:A252、S252、B4
実数値:175-182-121-*-80-163
ポリゴンZ@シルクのスカーフ
はかいこうせん/あくのはどう/トライアタック/わるだくみ
性格:ひかえめ
特性:てきおうりょく
努力値:C252、S252、H4
実数値:161-*-90-205-95-142
ウオノラゴン@こだわりスカーフ
エラがみ/ドラゴンダイブ/けたぐり/サイコファング
性格:いじっぱり
特性:がんじょうあご
努力値:A252、S252、B4
実数値:166-156-121-*-100-127
モロバレル@バコウのみ
ヘドロばくだん/キノコのほうし/いかりのこな/まもる
性格:おくびょう
特性:さいせいりょく
努力値:C252、S252、D4
実数値:189-*-90-137-101-90
ブレイブバード/フレアドライブ/おいかぜ/ちょうはつ
性格:ようき
特性:はやてのつばさ
努力値:A252、S252、D4
実数値:153-133-91-*-90-195
④眼鏡ジャラランガ入り
シーズン最終盤に巷で始まった「#ジャラランガ祭り2020」を受けて急遽作ってみた構築。指粉ソウルビートみたいな並びから眼鏡スケイルノイズを連打したいという思惑。
一応、この構築でレート1921まで持っていったが、最終日に大きく順位を落としたのもこの構築で、今回取り上げた4つの構築の中でも特に完成度が低めな印象。
中途半端なビートダウンの組み込みもさることながら、ジャラランガ軸なのにアシレーヌ対策をまともに考えてすらいない点が致命的な問題なので、根本的に組み直す必要あり。もっとも、アシレーヌさえいなければ、ジャラランガはかなり活躍していた。
ジャラランガ@こだわりメガネ
スケイルノイズ/はどうだん/りゅうせいぐん/ラスターカノン
性格:おくびょう
特性:ぼうおん
努力値:C252、S252、H4
実数値:151-*-145-152-125-150
ピッピ@しんかのきせき
こごえるかぜ/このゆびとまれ/てだすけ/まもる
性格:ずぶとい
特性:フレンドガード
努力値:H252、B252、D4
実数値:177-*-110-80-86-55
モロバレル@オボンのみ
ギガドレイン/キノコのほうし/いかりのこな/まもる
性格:なまいき
特性:さいせいりょく
努力値:配布ハングルの努力値そのまま
実数値:219-*-105-105-132-31(Sダメかも)
ウルガモス@バコウのみ
ねっぷう/むしのていこう/いかりのこな/ちょうのまい
性格:おくびょう
特性:ほのおのからだ
努力値:H244、S252、C12
実数値:191-*-85-157-125-167
ウオノラゴン@こだわりスカーフ
エラがみ/ドラゴンダイブ/けたぐり/サイコファング
性格:いじっぱり
特性:がんじょうあご
努力値:A252、S252、B4
実数値:166-156-121-*-100-127
ブレイブバード/フレアドライブ/おいかぜ/ちょうはつ
性格:ようき
特性:はやてのつばさ
努力値:A252、S252、D4
実数値:153-133-91-*-90-195
おわりに
今回はこれだけです。シーズン11では、キョダイオーロンゲやダダリン、ジャラランガあたりを使ってみたいと思っています。いろいろと手を出しながらも、今回の教訓を活かして、いい構築を作っていけたらと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
【剣盾シングル/S9最終237位R2010】カバドリラティ?ハッサムガッサ?スイクン?
はじめに
S9シングルにて最終237位(レート2010)を達成することができたので、簡単な構築記事を書きました。並びの紹介程度ですが、何かの参考になれば幸いです。
ちなみに、同じくS9のダブルにて最終95位を達成しました。この記事を読んでくれているのは主にシングル勢の方だと思いますが、興味があれば読んでもらえると嬉しいです(シングル勢に宣伝したくてこの記事を書きました)。
【剣盾ダブル/S9最終95位R1934】マリルリセキタンザン滅び - 構築の穴場
構築経緯
ハッサムの蜻蛉からドラパルトを展開する動きを考えていたところ、古の最強構築「カバドリラティハッサムガッサスイクン」が頭に浮かび、それっぽい並びでパーティを作ることにした。
最強の面々
カバドリハッサムはそのままに、最速ドラゴンのドラパルト(ラティオス)、理不尽性能な草タイプのゴリランダー(キノガッサ)、何をやらせても強い水タイプのアシレーヌ(スイクン)を採用。
※持ち物や技構成まで再現したわけではありません。
個別紹介
カバルドン@オボンのみ
じしん/あくび/ふきとばし/ステルスロック
性格:わんぱく
特性:すなおこし
努力値:H252、D236、S20
実数値:215-132-151-*-122-70
カバルドン枠。ラム持ちをしっかりケアできれば強い。
この構築ではないが、ふきとばしのところを身代わりにしていたときもあった。S振りはその名残。
ドリュウズ@きあいのタスキ
じしん/アイアンヘッド/ロックブラスト/つるぎのまい
性格:ようき
特性:すなかき
努力値:A252、S252、D4
実数値:185-187-90-*-96-154
ドリュウズ枠。よく選出されるギャラやキッスをダイロックから切り返したり、先に展開してエースバーンを倒したり、積んでポリゴン2を突破したりしていた。
S1段階上昇(あるいはスカーフ)エースバーンを砂下で抜けるように陽気。
ドラパルト@いのちのたま
りゅうせいぐん/シャドーボール/かみなり/だいもんじ
性格:おくびょう
特性:すりぬけ
努力値:C252、S252、D4
実数値:163-*-95-152-96-213
ラティオス枠。ラティオスなので特殊型。ゴリランダーとアシレーヌで相手のカバルドンは十分に牽制できていると考え、ハイドロポンプを抜いてシャドーボールを採用した。
最初はギャラの竜の舞に合わせて積極的に後投げしていたが、最速ダイドラグーンを何度も決められて諦めた(ドリュウズで切り返すことにした)。
ハッサム@こだわりハチマキ
バレットパンチ/とんぼがえり/どろぼう/ばかぢから
性格:いじっぱり
特性:テクニシャン
努力値:H236、A252、S20
実数値:175-200-120-*-100-88
ハッサム枠。蜻蛉でサイクルを回してパレパンでスイープするいつものやつ。相手のエースバーンをうまく炎タイプ以外にすることで、バレパン圏内に入れることが重要だった。
泥棒の枠はダブルウィングでもよさそう。ウーラオスに強くなれる。
おわりに
古の最強構築はやはり強かったです。
大雑把な記事でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
剣盾にはS8から参戦(復帰)しましたが、シングルにはS9から本腰を入れました。もちろん上には上がたくさんいますが、個人的には満足いく結果となりました。
最初にも触れましたが、ダブルもやっています。ダブルに興味を持つ人が増えると嬉しいので、もしよければダブルのほうの記事も読んでもらえると嬉しいです。
それでは。
【剣盾ダブル/S9最終95位R1934】マリルリセキタンザン滅び
はじめに
S8に続いて滅びパで最終2桁を達成することができました。6体中3体はシリーズ6の使用禁止ポケモンですが、構築の根幹部分の3体は使用可能ポケモンで構成されているので、何かしら参考になれば幸いです。
S8の構築はこちら↓。滅びパで重要な動きにも触れています。
【剣盾ダブル/S8最終96位】アシレーヌ滅び - 構築の穴場
構築経緯
以下の発想が出発点。
アクアジェット滅びの歌草食マリルリ+弱点保険セキタンザン+影踏みゴチルゼル
— 穴場@ポケモン剣盾 (@anabapoke) 2020年7月7日
セキタンザン対策を強制させて、ゴチルゼルに交換+マリルリで滅び。相手の対策を倒したあとに蒸気機関を発動
相手が無対策なら初手から蒸気機関
という1つの初手から、①「滅び→後発セキタンザンでスイープ(または残り2体も滅び)」と②「先発セキタンザン→滅び詰め」という2つのルートに繋げられるようにするというもの。どちらのルートを取るか相手の初手を見てから決められるようにすることで、選出択を回避して勝ち筋を辿れるのが強いのではないかと考えた。
※ダブルバトルの強力なコンボの1つとして、味方の水技(波乗りやアクアジェットなど)でセキタンザンの蒸気機関と弱点保険を同時に発動させ、AC2段階S6段階上昇セキタンザンで暴れるというものがあります。キョダイフンセキのダメージが相手2体に入る点も強力です。
S8時点では使わなかったが、この3体を採用した上位勢と当たったりしたことで、発想は間違っていないだろうと自信をつけ、S9で使ってみることにした。
出発点の、滅びサポートの、相手にセキタンザンをより意識させられるを採用した。
個別紹介
採用順に紹介していきます。
マリルリ@ウイのみ
アクアジェット/ほろびのうた/てだすけ/まもる
性格:のんき
特性:そうしょく
努力値:H252、B84、D172
実数値:207-70-121-*-122-49(Sダメかも)
でもアクアジェットと滅びの歌を両立できるが、草食でに起動を邪魔されないのが何よりの強み。
アクアジェット、滅びの歌、守るは確定で、ほかに攻撃技を入れても大したことができないだろうと考えて手助けを採用。これが特に、後述の珠とよく噛み合った。
不特定の攻撃を耐えてほしかったため、BDを均等に伸ばした。滅びの判定勝ちの範囲を広げるために最遅。味方殴りのためにA個体値を下げるべきだったかもしれない(襷つぶしでしか相手にアクアジェットを打たなかった)。
セキタンザン(キョダイ)@じゃくてんほけん
性格:いじっぱり
特性:じょうききかん
努力値:A252、S252、B4
実数値:185-145-141-*-110-82
保険ダイナックル(ボディプレス)でダイマを倒そうと思い物理型で採用し、黄色ゲージで耐えられたためボディプレスが抜けた。特殊型にしようかとも悩んだが、非ダイマ時の使いやすさもあり物理型で使い続けた。大爆発も採用したかったが、ミラーなどで打つ10万馬力と、サイクルや滅び詰めで使う守るを優先。
ゴチルゼル@オボンのみ
性格:おだやか
特性:かげふみ
努力値:H252、D252、S4
実数値:177-59-115-115-178-86
S8構築からの流用。セキタンザン方向に飛んでくるダイアースやダイストリームに受け出すためかなり負担が大きかったが、なんとか耐えきってくれた。
ゴリランダー(キョダイ)@とつげきチョッキ
ウッドハンマー/グラススライダー/10まんばりき/ねこだまし
性格:いじっぱり
特性:グラスメイカー
努力値:H180、A196、D92、S76
実数値:193-187-110-*-102-115
S8構築からの流用その2。滅びサポートととの補完の両面で噛み合いがいい。
今回の構築は水タイプを滅びで倒す流れになりやすく、攻撃よりもサポートが主だった。それもあってか、グラススライダーと猫騙しは確定として、蜻蛉帰りと守るがほしくなることも多かった。
ガオガエン@フィラのみ
性格:わんぱく
特性:いかく
努力値:H252、B196、S60
実数値:202-135-148-*-110-88
S8では炎技が嫉妬の炎だったが、にまったく攻撃性能がないため、少しでも殴れるようにフレアドライブを採用。で相手のを処理できるため、嫉妬の炎で耐え忍ぶ必要がなくなったというのも大きい。
ドラパルト@いのちのたま
性格:ようき
特性:クリアボディ
努力値:A252、S252、D4
実数値:163-172-95-94-96-213(Cダメかも)
第2の蒸気機関起動役として最初は襷で採用していたが、以外とのシナジーが薄いため選出しづらかった。また、相手を制圧できるアタッカーがしかいないせいで、選出も窮屈になりがちだった。そこで、持ち物を命の珠に変更したところ、ダイマを中心とした組み立てができるようになり、選出の幅が広がった。
メインウェポン2つは確定で、蒸気機関起動の線も残すために波乗りとサポートのサイドチェンジを継続採用。Cダメかもなので、命の珠でも味方殴りのダメージはそこそこに抑えられる(ダイマ時に3分の1ぐらい)。
選出と立ち回り
①先発+ 後発+or
基本選出。構築経緯のところでも書いたように、相手がセキタンザン対策をしてくるならに引いて滅び、してこないなら初手からを通していく。
引き滅びが決まればかなり有利となり、相手がダイマを切ってきた場合にはほぼ勝ち確定。並びを見て読まれるかとも懸念していたが、蒸気機関の圧力のおかげか、明確に初手滅びを対策する動きは数えるほどしかされなかった。が通る場合は、早々に2体倒して滅びで詰める。
②先発or+ 後発+
滅びで相手の対策をケアしなくてもを通せそうな場合に選出。初手から蒸気機関起動にこだわらず、サイクルを回すことも時には重要。
には①②どちらかでを初手から起動。なぜか襷でもないがダイマして突っ張ってくることが多く、そのままイージーウィンできた(1度だけ襷持ちと当たったが、がダイアースを耐えた)。
③先発+ 後発+or
を通せそうな場合で、滅びの詰め筋も入れておきたいときに選出。
入りには①②③のどれかを選出。追い風されると蒸気機関でも抜けないが、その場合でもの威嚇を絡めてを大切にしていけば基本的に有利を取れた。
④先発+ 後発 相手に合わせて
滅びで処理しづらいやを早急に倒したい場合や、滅びやでは相手を倒し切れなさそうだと感じたときなどに選出。手助け珠ダイドラグーンorダイホロウでとにかく相手を倒していく。
ほかの選出パターンに比べると定まった勝ち筋がないが、言い換えれば、対戦中に柔軟に勝ち筋を組み立てていくことが可能。初手からダイマして暴れて裏のやでスイープしたり、滅びで残数を減らしてから後発ダイマしたりとさまざまな動きが取れた。
⑤先発+ 後発+
滅び特化。まともなアタッカーがしかおらず、滅びルートが崩れた場合に切り返していくのがかなり困難なため、できれば選出したくない。最終手段。
ダイマは基本的にか(まれに)に切るが、滅びだけで相手を4体とも倒せそうな場合には、ダイウォールでダイマ技を防いだり耐久上昇で耐え切ったりするためににダイマを切ることもあった。
苦手な相手
・
準速だと信じて同速勝ちをお祈りするしかない。
・
最速や蒸気機関で戦えるため滅びパにしてはマシなほうだが、それでも重たい。
・
襷の可能性を考えるとで突っ張りづらく、どちらもに打点があるため滅びで耐えるのも容易ではない。
という並びに何度も当たり、並びは同じなのに選出や立ち回りが人によって全然異なっていたのでかなり困った。
威嚇や滅びでどうにかダイマを枯らして、後発ダイマで切り返していくのが得策のようには感じた。
・(一撃も連撃も)
滅びルートを特性で妨害してくるため、相変わらず面倒。にフェアリー技を採用しようか迷ったが、手助けを切れなかった。
・ほかにも、やなどがつらかった。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
やや初見殺し気味なところもありますが、セキタンザンの圧力と、隙を作れればパターンに入れる滅びの歌がうまく噛み合っていたように思います。
上位禁止環境ではバンドリがおらず、雨パやラプラスなどには滅びで対抗できるため、本構築のギミック(?)はシリーズ6でも通用するかもしれません。マリルリセキタンザンに限らずとも、滅びの歌使いが全員使用可能で、天敵のドラパルトもいなくなるので、滅びパには追い風かもしれないと感じています。
個人的には、好きなポケモンであるドラパルトを使えなくなるのは残念ですが、それ以上に新環境が楽しみです。滅びパをまた使うかは分かりませんが、また記事を投稿した際には読んでいただけると幸いです。
ちなみに、Wガラルマユカップという中間進化限定ダブルの仲間大会に、この構築の中間進化バージョンで参戦しました。かなり楽しいルールで、今後も開催予定とのことなので、(主催者としてはガチ勢より初心者に参加してほしいとのことですが、)興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか?
勝敗7-2で、滅び特化の選出をしたときに2敗しました。やはりこの構築では、滅び特化選出はできるだけ避けるのが賢明だと思います。
それでは。
【剣盾ダブル/S8最終96位】アシレーヌ滅び
はじめまして、穴場といいます。
サンムーンの途中で離れたポケモン対戦に剣盾S8の終盤から復帰し、これまでかじる程度にしかやってこなかったダブルバトルに本格参戦しました(動画や配信を見て興味を持ったのがきっかけ)。
今回、アシレーヌを軸とした滅びパで最終96位という結果を残すことができたので、使用構築を記事にまとめました。初めての構築記事ですが、読んでもらえると嬉しいです。
構築経緯
鎧の孤島の新技「クイックターン」が滅びパの動きと噛み合うのではないか、と発想したところから構築がスタート。
滅びの歌とクイックターンを使えるアシレーヌと、相手の交換を封じる影踏みゴチルゼルをまず採用。次に、仲間の耐久を底上げし、猫騙しで滅びの歌の起動をサポートできるポケモンとして、ガオガエンとゴリランダーを採用。この4体で基本選出は完成。
続いて、2人目の歌い手のゲンガーと、ゲンガーと並べて強そうな弱点保険トゲキッスを採用した。
以上の6体で潜りながら微調整をしていく過程でアシレーヌからクイックターンが抜け、普通の滅びパが完成した。
(クイックターンについて考えていたことは、記事の最後に書いておきます。気になる方はそちらもどうぞ。)
個別解説
アシレーヌ@マゴのみ
熱湯/ムーンフォース/滅びの歌/守る
性格:ずぶとい
特性:激流
努力値:H252、B236、S20
実数値:187-*-136-146-136-83
構築の出発点だったはずのクイックターンが抜けた、普通の滅びアシレーヌ。もとはムーンフォースの枠に採用されていたが、使用頻度が高くなく、フェアリー技がないせいで負けた対戦が多かったため入れ替わった。
いろいろ耐えてほしいと思い、とりあえずのHBベース。実際いろいろと耐えてくれたのでよかったが、ダイストリームでガオガエンを倒しそこなってばかりだったので、もっとCを伸ばしてもよいかもしれない。
ゴチルゼル@オボンのみ
性格:おだやか
特性:影踏み
努力値:H252、D252、S4
実数値:177-59-115-115-178-86
相手の交換を封じる影踏みは、滅びの歌とのシナジーだけでなく、有利盤面を固定することでこちらのダイマックスを透かされづらくできる点も非常に優秀。
猫騙しやサイドチェンジで、滅びの歌の起動サポートや時間稼ぎをおこなう。
最初はHB特化だったが、特殊技を受ける機会が多いと感じHD特化に変更。ポリゴンZの珠ダイアタックを耐えるほどの耐久があった。
ガオガエン@ウイのみ
嫉妬の炎/猫騙し/捨て台詞/守る
性格:ずぶとい
特性:威嚇
努力値:H252、B188、S68
実数値:202-119-147-100-110-89
エースバーンのダイナックルを耐えて火傷させる動きを想定して、HBベースに嫉妬の炎を採用。積んでくるアーマーガァも焼いていた。ただ、ゴリランダーの処理に時間がかかってしまうため、フレドラやオバヒがほしいと感じることもあった。
滅びパでほぼ必須の交換技(立ち回りのところで触れます)は、デバフをかけられる捨て台詞を選択。最後の滅び詰めで役立つ守るも採用したかったため、泣く泣く悪技を切った。
ゴリランダー(巨大)@とつげきチョッキ
性格:いじっぱり
特性:グラスメイカー
努力値:H180、A196、D92、S76
実数値:193-187-110-*-102-115
猫騙しとグラスフィールドによるサポートだけでなく、受け身な基本選出に1体で破壊力をもたらしてくれるポケモン。
猫騙しとグラススライダーは確定で、ダイマせずに火力を出せるウドハンも採用。最後の一枠は、鋼や毒が重かったので10万馬力。ガオガエンを削るのにも役立った。フルアタで技は打ち分けたかったので、持ち物は突撃チョッキ。
当初はAを削ってDに振り切っていたが、キョダイラプラスにキョダイコランダをミリ耐えされたことがあり、Aにたくさん振ることにした。Sは準速バンギ+1のつもりだったが、記事を書くために確認したら+2になっていた。
ゲンガー(巨大)@きあいのタスキ
性格:おくびょう
特性:呪われボディ
努力値:C252、D4、S252
実数値:135-*-80-182-96-178
トゲキッスとの並びを前提に採用された2人目の歌い手。トゲキッスの弱点保険を発動させ、相手を2体倒したあとに歌うことを目論む。
ゲンガーにダイマを切ることがたまにあり、その際に火力が必要だと感じたためCS(当初はHS)。3闘の上を取りたいので最速。
すぐに落ちると困るのでタスキ。ダイマしてもよく発動した。
キョダイゲンエイの交換封じを滅びの歌と組み合わせて使う機会はなかった。
性格:おくびょう
特性:天の恵み
努力値:H116、C140、S252
実数値:175-*-115-158-135-145
選出した場合は基本的に初手からダイマを切る。準速ポリゴンZや最速フシギバナを意識して最速。
リザードンがかなり重かったので原始の力を採用。たまたまかもしれないがナットレイにはほとんど当たらず、ジハコイルやドリュウズはゴリランダーで対応できたため、炎技がなくても困らなかった。
ダイマするのに特性が天の恵みなのは、怯ませて滅びのターンを稼ぐという状況を想定したため。そんな場面は一度もなかった。
※個別解説に関するおことわり
構築段階から対戦中まで、この構築ではダメージ計算をしていません。そのため、より効果的な火力・耐久調整の余地が大いにあると思います。また、アシレーヌとガオガエンのS振りも「なんとなく」で決めています。
調整については参考程度に見てもらえると助かります。
選出と立ち回り
ざっくりと分けて3パターン。
アシレーヌ+ガオガエン+ゴチルゼル+ゴリランダー(初手は柔軟に選択)
まずはこの選出ができないか考える。①積極的に滅びの歌を使っていく滅び特化の動き(壁構築や展開の遅いトリルなど)、②サイクルを回して相手の攻撃を凌ぎながら滅びの歌を通す盤面を整えていく守備的な動き(エースバーン軸など)、③早々に相手の残数を減らして滅びの歌で詰める攻撃的な動き(ラプラス軸やアシレーヌ軸など)を、相手に合わせて選択していく。
①はもちろん、②③でもゴチルゼルの影踏みがとにかく優秀。②の動きでは、交換を封じられた相手が状況を打開するためにダイマを切ってくるタイミングが読みやすく、ダイマ合わせや交換でいなしていく動きを取りやすかった。③の動きでは、有利盤面を固定し、こちらのダイマを確実に通していける点が強力だった。
ダイマはアシレーヌかゴリランダーに切るのが基本で、アシレーヌが守備的に、ゴリランダーが攻撃的にダイマすることが多かった印象。相手が後発ドラミドロで打開を狙ってくるときには、ゴチルゼルにダイマを残して対応した。
滅びパの基本技?として、(常識かもしれないが)以下の2つの動きを覚えておくことが重要。
・交代技による影踏みの維持
影踏み状態でアシレーヌが滅びの歌(滅びターン残り3)
→アシレーヌをガオガエンに交代。ゴチルゼル守る(滅びターン残り2)
→ゴチルゼル交代。ガオガエン捨て台詞または蜻蛉帰りで再びゴチルゼル出し(滅びターン残り1)
→猫騙しなり守るなり(滅びターン残り0)
※相手の守るでガオガエンの交代技が無効化されると、ゴチルゼルが出せず影踏みを維持できないため、守られるおそれがあるなら味方に打つ。
・ラスト1体または2体への滅び詰め
アシレーヌ滅びの歌、隣は猫騙しなりサイドチェンジなり(滅びターン残り3)
→両守る(滅びターン残り2)
→交代(滅びターン残り1)
→交代先が落とされたとしても、再び守るで勝ち(滅びターン残り0)
※こちら残数3体以上が条件。交代先がおらず、3ターン後に同時に落ちた場合は、素早さの遅いほうが判定勝ちになる。
シングルの「脱出トノ」がよくやっていた動きのダブル版
主にコータスフシギバナ相手に選出。ほぼダイアシッドをトゲキッスに打たれるので、弱点保険で反撃していく。ダイロックでコータスを倒しながら晴れを解除する動きも頭の隅に置いておくと、立ち回りの幅が広がる。
裏は、ゴリランダーでスイープしたりアシレーヌで滅ぼしたり、相手に合わせて選出。
けっこう見かけたダイジェット+モロバレルの並びにも選出し、モロバレル方向に猫騙しとダイジェットを集中させていた。
ガオガエンやゴリランダーでは対処が難しいダイジェット(ウォーグルやトゲキッスなど)やポリゴンZを相手したいとき、または単純に弱点保険トゲキッスが通っていそうなときなどに選出。巻き込みヘドロウェーブで弱点保険を発動させて殴るだけだが、けっこう通ることが多かった。
イエブリ相手にも選出。ダイマを切らずにヘドロウェーブと弱点保険マジカルシャインでブリムオンを落とす。
きつい相手
ドラパルト
欠陥レベルで重い。トゲキッスで相手をしたいが、横でテラキオンが存在感を放っておりつらい。しょうがなくゲンガーにダイマを切ってゴリランダーのグラススライダー圏内に押し込もうとしたが、たいていうまくいかなかった。
上を取れるのがゲンガーだけなので、サンパワーキョダイゴクエンを好き放題打たれる。HBアシレーヌでは打ち合い有利とはいえず、トゲキッスのダイロックで頑張るしかないが一撃では落とせないので、ものすごい被害が出る。
特殊エースバーン
いきなり出てきて、甚大な被害をもたらされた。2桁勢2人ぐらいとマッチングしたはず。
ウーラオス
守るを用いた滅び詰めを妨害してくる。特に鉢巻一撃ウーラオスが困った。アシレーヌで有利を取れるのが幸い。
セキタンザン
1回しか戦わなかったが、たくさん当たっていたらきつかったと思う。
最後に
決まれば耐久調整や持ち物に左右されず相手を落とせる滅びの歌は、非常に強力な勝ち筋だと感じました。相手の型に左右されないという点は、剣盾環境に参戦したばかりで効果的な調整などをほとんど把握していない自分の助けにもなっていたと思います。なにより、使っていて楽しかったので、今後はほかの滅びパも使ってみたいと感じました。
拙い記事だったと思いますが、最後までお読みいただきありがとうございました。
クイックターン滅びについて
立ち回りのところで書いたガオガエンが交代技でゴチルゼルを再着地させる動きを、アシレーヌでもできるのではないかという発想。
影踏み状態でアシレーヌ滅びの歌(滅びターン残り3)
→両守る(滅びターン残り2)
→ゴチルゼル交代。アシレーヌクイックターンで再びゴチルゼル出し(滅びターン残り1)
→猫騙しなり守るなり(滅びターン残り0)
必ずしもアシレーヌがガオガエンに交代する動きを取らなくてもよくなることで、立ち回りの幅が広がるのではないかと考えた。
しかし、実際にはほとんど使わず。2回目の滅びの歌起動やアシレーヌにダイマを切る可能性を考えると、攻撃を受けながら交代するという選択を取りづらかったからではないかと考えている。ガオガエン交代で特に不自由しなかったというのもある。
発想じたいはおもしろいと思っているので、もう少し考えてみたい。後攻クイックターンという意味で輝石オシャマリにも可能性を感じている。
誰かの発想の助けになれば幸いです。